楽しい！ライアンエアーの乗り方！

スペイン旅行では2回，噂の航空会社ライアンエアーを利用しました。
Porto -> MadridとSevilla -> Barcelonaです。
ライアンエアーはLCCと呼ばれる格安航空会社の1つです（wikipedia ライアンエアー)
LCCにどんな路線が有るかについては次のサイトに結構書いてあります。
新・私らしい旅行　ＬＣＣの購入と乗り方について
またライアンエアーの数年前までの悪評については以下に詳しく乗っています。
ライアンエアーの安さの秘密を知ってしまった･･･
旅スケ 欧州格安航空券(ライアンエアー等)現地での予約-搭乗までの流れについて
このへんの情報は古いので参考までに，乗った感じだと最近は状況はかなり改善されていそうです。

この紹介の流れ

1. MasashiSalvadorが乗った際のレポート（１）
2. MasashiSalvadorが乗って際のレポート（２）
3. 買う時の注意点，使い勝手

まず四の五の言わずに体験談を書いてから，これから自分自身が使うならどうするかなどを書いておきます。

体験談（１）：Porto -> Madrid 2012/3/29 15:15-　check-in 荷物あり（20kg)

• ポルトガルのポルトからマドリードに移動するのに利用
  • Why? バスは時間がかかるし高い，夜行ならいいけれど丸1日潰れる（ 13:30 +1día 18h 00min 87.0€（ただしMadridまでの便ではない。先の街まで））
  • Why? 電車も高い　時間もかかる。
  • 早く行きたいなら飛行機だろと思いライアンエアーを使うことに
• ライアンエアーにしよう
  • Why? 噂はかねがね聞いているので旅のアクセントとして乗ってみるのもいいかな笑（乗れなかったらバスで妥協しよう）
  • Why? 一番安かった。
• 値段について

ライアンエアーから来たメールをそのまま転載

こうゆう料金設定です。

• 荷物は預けることにした
  • Why? 初めてのライアンエアー搭乗なので旅行半ばに乗れませんとか荷物捨てろとか言われたくなかったので安全策をとった。バックパックのサイズも膨らんでいると規定を超えてしまいそうなサイズだった。

以下レポート
まずボーディングパスはこんな感じ。これをプリントアウトして持っていく（予約後にサイトに行けば何度でも表示可能、追加料金はかからない）

白黒で大丈夫かなと思ったけれど，ライアンエアーからくるメールにはカラーで印刷しろとの指示はなかったので白黒で特攻。ビビりすぎてます。

online-check inはライアンエアーのサイトに行ってすすめるだけなのでなんの問題もないけれど，日本人にとっては面倒なことがある。VISA-CHECKと呼ばれるものだ。
VISAがあるか確認しているのか何なのかよくわからないんだけど、，日本人はライアンエアーは就航しているところはほとんどノーVISAでいけるはず（ロシアは多分ダメ）
トルコ人とか南米の人が利用者には多いので、その人達はノービザで行けない国が幾つかある多分（イギリスに行くアルゼンチン人とか？）
しかしVISA-CHECKで何がどこで行われるのか情報があまりない。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/germany/qa/16050/:Ryanair について - ドイツ - Q&A 掲示板 教えて！トラベラー
これはなんか的はずれな気がする
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/469580/-/parent_contribution_id/374746/:Re: ライアンエアーの居住権スタンプ等ライアンに関する質問３点
このQ＆Aが一番参考になった。
ライアンエアー予約チケットについて
皆さん悩んでいるようです。上のボーディングパスにスタンプを押してもらうようです。しかし空港に行くまでわからないのは面倒だな・・・。

とりあえずPortoの空港へ。そんなに広くない。
ライアンエアーのcheck-inカウンターがどこにあるかを聞いて，行ってみる。
＊空港内の撮影がアレなのは承知してます。しかし怒られたらやめればいいのです。

はい、こんな感じ，トルコ人たちが列を作ってました。そんなに長蛇の列って感じでないな・・・。普通のチェックインカウンターですね。
とりあえずカウンターのお姉さんに上のボーディングパスとパスポートを出す。
ボーディングパスのVISA-CHECKと書かれているところにポンとスタンプを押すお姉さん。

僕はバックパックを背負っているのに荷物預け費用を払っているのが不審だったらしく、
「なんか預ける荷物持ってるんですか？」
と怪訝そうな顔で聞かれる。
「これ、預けたいんだけど」
と言ったら「あーバックパック預けるのねこの人・・」みたいな顔で見られて，面倒そうな感じで重さ測ってタグつけてくれました。
ほとんどの人は荷物を預けないみたいです。
VISA-CHECKを受けたボーディングパスはこんな感じになる。

スタンプ，押されてますね。下の方は搭乗時に切り取られます。
こんな感じで皆さん飛行機まで歩いて行って搭乗します。これはテンシオン上がる感じ！

空港の端に搭乗ゲートがあるのでそこまで行く、歩いていくためにエレベータで下の階へ

ドキドキしながら搭乗開始を待つ。
今回僕は優先搭乗券を５€出して買ったのですが、優先搭乗の人はそんなにいなかった（５，６人全体の１割未満）
搭乗が始まると適当な荷物チェックが始まる。そんなに厳しくない．規定のサイズのかごに荷物が入るか確認される（されない人も多い）
のだが，ガラガラ引くやつの車輪が引っかかって入らなくても係員はスルーだった。

色々もめるのが見れると思ったのに・・・そんなに厳しくないんだな。

ということでテクテクと歩いて飛行機まで、飛行機好きな人は近くで見れるので面白いかもしれない。
機内の写真






老夫婦が普通に乗ってるなぁ・・・薄汚い旅人向けというよりは完全に庶民の足として定着している感じ。

• メモから
  • 機長とかCAも歩いて飛行機に向かう
  • これだけチープなのを謳っていると某ワなんとかとかいう居酒屋みたいにブラック臭がするのだが、意外と乗務員は楽しそう。
  • すげー早口で何度も商品の宣伝をする
  • 離着陸がかなり雑だった。揺れまくる。特に上下に揺れてちょっとしたアトラクション，苦手な人は酔うと思います。
  • 野外で待つと日差しがキツイので帽子は持っていたほうがいい
  • 乗客はトルコ人旅行客，スペイン人，ポルトガル人，大英帝国の紳士風の男数名など，家族連れとか、夫婦が多い
  • 予約席を買っている人は殆どいない、これはそのうちシステム変更になる気がする

体験談（2）：Seville -> Barcelona 2012/4/3 21:30-　check-in 荷物なし

• またライアンエアー？
  • VuellingとEasyJetというLCCも飛んでいるのですが、またもライアンエアーが一番安かったのです。バスだと鬼のように時間がかかる移動行程です。
• 荷物はチェックインしない？一回目はしたのに？
  • Why?　このチケットは現地で旅程を決めた時に買いました。その時に僕のバックパックを泊まっていた所でお世話になったスペイン人に見てもらい「これならノープロブレムだ」と言われたのでチェックインはしませんでした。荷物のほうが人間より高いというのもアレです。
• 夜遅くにバルセロナにつくね
  • 七時とか八時とかそういう常識的な時間に発着する便はLCCに期待できません・・・。
• 値段

値段はこんな感じ，料金５€・・・・。追加でかかっている７€は僕の持っているVISAカードで決済する場合は追加でかかる費用です．追加されないカードも有るようです（ライアンエアーカードみたいなやつ）
１つめと料金体系が違うのが謎です。

懲りずにライアンエアーを使う。しかも今回は機内に荷物を持ち込むのでドキドキである・・・揉めたら最悪帰国できない・・・ことはないが色々と面倒だし金もかかる。
ということでスタンプを貰うためにセビーリャの空港のchech-inカウンターへ。早く着いたので一番乗りでチェックインカウンターに行ったっぽい（OPENした瞬間に行った）
ボーディングパスとパスポートをだす。スタンプは押してくれない・・・？
「預ける荷物は？」
「無いですけど，スタンプ押してくださいよ」
「VISAーCHECKはあっちのカウンターよ」
指さされた方を見ると，他の看板と共にRYANAIRと書かれた窓口が向かい側に。しかも長蛇の列、しかしわからないふりをする。
「どこ？」
「仕方ないわね、やってきてあげるから待ってなさい」（スペイン語、よくわからん）
といって僕のボーディングパスを持ってお姉さんは去っていく．後ろには列ができはじめて若干気まずいが平成を装う
お姉さんが帰ってきて、無事ボーディングパスにスタンプが

押す場所とスタンプの形が違うのはなぜ・・・？空港によって違うようです。
セビーリャでは別の便はディレイしてたので搭乗ゲートは微妙な空気，そしてポルトの時と比べ物にならない人の数
ディレイしている方の便

長蛇の列

ライアンエアーは基本自由席なので長蛇の列の後ろの方になるのは嫌なのです．なぜって荷物を入れる場所が自分の席と離れた場所になってしまうから。
搭乗が始まる来る直前に列の先頭に入っていった老夫婦がいた。こういうの日本では白い目で見られるか、怒鳴って文句言うおっさんとかいるんだろうな。
優先搭乗者は１０名くらい、割合的には前と変わらないけれど、これだけ混んでいるとオイシイ。
払った額によって身分が決まるすごい合理的なシステム，並ぶ？割りこむな？嫌なら金を払おう。僕はこういうの好き
スタッフが来るとざわざわし始める。僕も平然と前の方に入って搭乗する。

そして今回は荷物チェックが厳しい，ほぼ全員荷物のサイズチェックがあった。

僕のかばんはこんなんだが、こんな事もあろうかとチェックインカウンターの周りにあった金属の枠で予めサイズをチェックしておいた。

このサイズなら余裕で枠に入る。

そしてまたも歩いて搭乗、夜の空港を歩くというのもなかなか乙です。

今回は持ち込み荷物の検査で少し揉めてます。
ポルトでポルトガルのバルセロスがついてるイイカンジのワインオープナー買ったんですよ、４€、おみやげに
バルセロスのワインオープナー
はて１８９０円？・・・プラザ合意前なのかな・・・
ワインオープナーは手荷物検査で引っかかってしまうんですね。知りませんでした。

メガネをかけた（いやらしそうな）おばさんの係員が僕の荷物のX線スキャンの一部を指さす。嫌な予感がする、ナイフとか持ってないし大丈夫だろう

「これ、出してもらえる？あっちで」
「はい」
別のお姉さん係員と一緒に裏手へ
「さっきのを出してください」
奥の方に入っていたワインオープナーを引き出す。
「ワインオープナーだよ！ポルトガルで買ったんだ！」
「これは・・・手荷物では持ち込めません？」
「なんで？君たちワインの国の人でしょ？だめなの？ねえ？」
「持ち込めません」
・・・・REPEAT・・・・
「航空会社はどちらですか？」（めんどくせーな、カウンターまで案内してやるからどこの航空会社か言いなさいよ）
「ライアンエアーです（キリッ）」（わかるだろ？持ち込ませろよ）
気の毒そうな顔になる係員のお姉さん
「追加料金を払わなくてはなりませんね」
「ぐぬぬ・・・、わかった捨てるよ、捨てるからもう終わりにしよう」
「捨てるんですか？」
「そうそう、あ、君にあげるよ」
「それはできません」
なにいってんだこいつという顔をしながら裏へワインオープナーを持っていく・・・さよなら・・・

これは完全に盲点でしたね。ワインオープナーダメなのね。おみやげ買うときにLCCは注意が必要そうです。

• 以下メモより
  • 列は割り込み大歓迎（というか早く乗りたがる奴もそんなに多くない）
  • 早く乗らないと上の荷物入れがいっぱいになるので自分の荷物が離れた位置になる
  • 今回は荷物のサイズ検査があった（重さはない）
  • 係員がカウンターに来ると搭乗が始まるのでみんなざわざわし始める
  • 運転は普通、ポルトマドリード間で見たスクラッチカードの販売とかあった
  • 着陸時はファンファーレがなって拍手が起こる（時間通りに着くときになるようだ）

買う時の注意点
1.
LCCは使うカードの種類によって課金されるので注意が必要、ライアンエアーの場合は日本のVISAカードだと７€？専用カードならば追加料金がかからないけれど、こちらは作り方がわからない上に（多分日本では無理）追加料金がかからないカードはシステムを弱くしてあるらしく、決済が完了できなくて買えない笑悪質だ笑、追加料金はマスターカードとかアメックスのほうが高く付きそう
Vuellingという航空会社もあるのだけれど、こちらも似たような感じ、一見チケットは２０€位に見えるのだけれど，カードの追加料金が１５€とか20€かかる。うーん。

2.
荷物チェックの有無は空港によって違う．ただしバックパックなら潰せばいいので基本的に問題ない。割れ物のおみやげとか注意ですが、圧縮したり服を着込んだりすれば基本規定はクリアできるはず。
ネットに書かれてるほど荷物チェックは厳しくないです。

3.
おみやげに尖った金属がついてるものは買えない、手荷物検査で引っかかります。これは規定を確認しといたほうがいいなぁ・・。

こんな感じ、追記しよ。