敗戦国について
シューロンなるやっつけ仕事を書かなければいけないと言う地獄だか天国だか分からない場所にいるが突然思うことあったので書き残しておく.シューロン仕様なので句読点がカンマとドットになっていて非常に不快だが,google日本語設定をいじるのが面倒(4クリックくらいが面倒なのだ)なのでこのまま書くことにする
玉音放送
亡くなったのをふと思い出して簡単なものから読み返している.悪人正機を読む中で,吉本隆明が「挫折」について話すシーンが有る.そこにある玉音放送を聞いた際の吉本隆明の反応が実によく敗戦と言うものを表しているのではないかと思った.
- 作者: 吉本隆明,糸井重里
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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玉音放送を聴いた前と後とでは雰囲気が全く変わっちゃってね.晴れてるのもおかしい,まともな顔してるのもおかしいって,そういう感じになったんです.
僕は埼玉や千葉を敗戦国をと呼び,和光市という地の果てのようなところに住んでいるわけですが,この感覚はよくわかる.和光市駅に降り立った瞬間からどうしようもない違和感とかココジャナイ感に耐えられなくなり,悲壮な顔,もしくはニヒルな笑いを浮かべながら歩くことになるわけです.
経済とか文化とかそういうものじゃなく,どうしようもない不安のような,圧倒的な違和感を昼感じ,夜に渋谷やら六本木近辺やらをあるくことでその違和感を拭うわけです.
敗戦国
僕の感じているこの敗戦国感はどうも高いところから低いところに自然と水が流れるように,ある特定の都会的領域で青春期=純粋ごっこの時代を過ごしたヒトにしか感じ取れないものなのではないかと思った.逆に,地方から東京に出てきて,僕と同じようなココジャナイ感を味わうヒトが感じる間隔はなんと表せばいいんだろうか.
メモ