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MasashiSalvador(在日東京人) / 茶道 / 音楽/ 映画/ 雑記

シーラーズ 陽光差し込む祈りの間、虹により水を

早朝・誰もいない城壁

前日に夕食も満足に食べないまま眠りに落ちたせいか、この日の目覚めはやたらと早く、予定通りシーラーズ中を回れそうだと確信して浮き足立つ。
まずはキャリーム・ハーン城塞、こんなのが町の中心に据わっている。
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そしてちびっ子たちに絡まれ写真をとられる。僕は外国の子供の写真をとってホクホクする趣味はないのだが1枚くらいはと思い撮ったのがこれ
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どうやら遠足できているようだった。このまま同じコースを回るはめになりそうだと思うと少し気が重くなった笑
当時の装飾もよく再現されていて、内部の庭園も手入れが行き届いていた。見どころはこうでないとイカンと思う。
エイヴァーン?とステンドグラスの組み合わせが独特の美しさを生んでいる。
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ちびっ子達を避けて・マスジェデ・ナスィール・モスクへ

道なりに観光を続けようと思ったら、キャリーム・ハーン城塞に居たちびっ子軍団がちらついたので順番を変更することにした。
1887年に建造されたマスジェデ・ナスィール・モスクへ、方向音痴は何時まで経っても治らないもので、一度目の前まで行きながら通りすぎて、肉屋のおっさんに教えてもらった。旅人が迷っていると親切に教えてくれる人が居るのはいいことだ。ガイドブックを一瞥するだけでステンドグラスを通過して鮮やかな光の差し込む礼拝堂は魅力的だと分かる。入場料を払って内部へ、
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礼拝堂の美しさに息を飲む、息を飲み続けて呼吸ができないほど、じっと座り、絶対的なものに対して祈りを捧げようと自然に思ってしまう様な空間だった。
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一神教世界における神はただでさえよくわからないのだが、イスラム教は偶像崇拝を禁止していることもあって更に分からない。ただ「美しい」と感じるだけで帰るのは嫌だったので、敷かれた絨毯の上にあぐらをかいて、しばらく上を見上げたり、ステンドグラスに見入ってみたりみたりを繰り返した。

オフシーズンにつき

マスジェデ・ジャーメとシャー・チェラーグ廟の周りで大規模な補修作業が行なわれていて非常に残念だった...ぐぬぬ。音もうるさいし、何よりクレーンがいくつも立ってるのが景観をぶち壊していたのでがっかり。

バーザール、伝統家屋

歩き方に乗っているチャイハーネへ行く。昼飯をくおうと思ったのに、料理はないといわれてしまい、コーヒーとお菓子で我慢することに、シーラーズは、メインストリートにめぼしいレストランが少なかったように思う。
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意味不明すぎる再現模型

モスクの横に併設された昔のハンマーム(公衆浴場)へ、再現模型が色々置いてあるのだが顔つきがよろしくなくて笑ってしまった。
装飾の再現については特に文句はないのだが
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手前の寝ている人とか顔つきわるいというか...死んでませんか?
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ペルシア式庭園は冬は微妙

あとペルシア式庭園が世界遺産になっているのでタクシーを捕まえてエラム庭園へ、タクシー代は40円とか、イランの物価は安すぎるくらい安かった。そのくせ単位が大きいのでいくら払っているんだがよくわからなくなる。
しかし冬なので水路に水がなかったりで微妙であったエラム庭園。薔薇の季節に来るべきだった。
これが世界遺産なら浜離宮も世界遺産でいいはずだ!と若干の憤り、残念な世界遺産もあるのがユネスコ世界遺産巡りの面白いところですね。
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昼飯

一瞬昼飯難民になってしまい、一人ラマザーンならぬ、町中をあちこちを彷徨いあるくゾンビと化してしまったので、神の光で焼き払われそうだったが、日頃の行いが良いこともあってか、歩きまわってつかれた所に天啓が訪れ、指差し注文で無事注文。量が多いが味は確か、しかも200円くらい。
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