エスファハン その3 週末を舐めていたら脱出できなくなったでござるの巻
休日はみんな旅行に行くのである
この日は色々と大失敗の日であった。昼前まで惰眠を貪り、もそもそと朝飯を終える。
イラン航空のウェブサイトでAhwazへの航空券を調べ、安いことだけ確認する(クレジットカードが使えないのでその辺のホテルに行かないと買えない)Yazdが夜行で行くには近すぎるので、夜行はパスして昼の便で行こうと思っていた。乗り合いタクシーで北バスターミナル(エスファハンには4つもバスターミナルがある)まで向かい、ヤズド行きのバスを探す。しかし、どの会社に聞いてもチケットが売り切れていてないとのこと...今日は金曜日、週末だ...しかし売り切れているなんてことはないだろうと思い歩きまわる。ドイツ人の女の子とその友だちのイラン人も同じ案件で困っていた「彼女のバスが無くて困ってるんだ」「おれもヤズド行きを買いたいんだけど、ないらしいんだ。キャンセル待ちできないかな?」「キャンセル待ちは機能していないらしいよ」あーこれは面倒だ。イラン人はいいやつが多いがこの人に色々と頼むのも悪いので引き下がることに...
そうだ、鉄道があるじゃないか!!
とりあえず町の中央に鉄道オフィスがあるので鉄道オフィスへ、しかし、閉まっている。金曜は小5までしか空いていないらしい...クソ、近場の旅行会社もみんな閉まっている。こうなればヤケクソで駅まで行ってみよう。タクシーを捕まえて乗り込む。「駅に行ってくれ」「駅?何処へ行くんだ?」英語の出来るタクシードライバーだった。「ヤズドだ、バスが売り切れてるんだ」「ヤズド行きは東の方が多いから駅の前にそっちに連れて行ってやる」チップを取られそうだがとりあえず従うことに、しかし、東バスターミナルでもバスは売り切れ。前に乗り合いタクシーが停まっている。「乗り合いタクシーならバスの4倍くらいで行けるぞ、どうする?」「鉄道のチケットがないか聞いてみてくれ」タクシードライバーが電話をかける。嫌な予感がする。「今日は電車はないらしいぞ」なぬう。しかし乗り合いタクシーは乗り継ぎが必要+満席になるまで出発しないので気乗りしない。
仕方ないので、エスファハンでもう一泊することにした。朝5:00のバスチケットを買い、ヤズドを日帰り観光に切り替える。
絨毯屋
タクシーをチャーターすることにして、あちこち回ることに。見どころはほとんど見てしまっていたので、残りを拾う感じ。
共鳴するミナーレ
閉まる時間だったが、併設するチャイハーネの主人とタクシードライバーが知り合いなので裏から潜入できた。
大きさはたいしたことないが、片方のミナーレを鳴らすともう片方が共鳴するとか。チャイハーネで久々にコーヒーを飲み休憩する。
タクシー
イランは公式のタクシーと白タクの区別がないので面白い。
ゾロアスター教神殿
ピクニックをしているイラン人一家と写真を撮る。週末は野外で団欒している家族が多かった。寒いけど。遺跡の周りでピクニックというのも乙なものです。
花畑
エスファハンの夜景
ケーブルカーの周りはデートスポットになってました。イラン人カップルはケーブルカーで二人っきりになった時に色々するのでしょう。
タクシードライバーとの会話
「タイに行ったことはあるか?」「あるけど」「タイは色々なものが安いし、この世の天国だ。俺はタイに2人のガールフレンドがいる。エスファハンにも1人居る。結婚して妻も子供もいるが、一年に一回タイに行くのが楽しみで楽しみでな。イランの女達はどうだ?」「綺麗な人が多いね。硬そうだけど」「そんなことはない。話しかけてみろ、それで部屋に連れ込んでセックスしてもノー・プロブレムだ」おいおい...「俺はタイに居るレディーボーイも大好きだ。あいつらとのセックスは最高だ」